自炊のプロ。

日々の自炊記録を書き綴っています。

正しいムニエルの作り方。

どうも!自炊のプロです!

今回はムニエルの作り方。
ムニエル?簡単でしょ?ただ魚を焼くだけじゃん?。。

ムニエルはそんなに甘くありません!(*`Д´)ノ!!!

この記事を見ても100%のムニエルを作れる人は100人に1人だと思います。それくらいムニエルというのはシンプルでありながら難しい料理です。

この記事を見て上手く作れたら天才です。いますぐ店を出してください。笑


~材料~

魚の切り身(今回は鮭)2枚
バター40g
サラダ油60ml
強力粉
塩こしょう


~作り方~

まずは、魚に塩こしょうをして、強力粉を薄くまぶします。

鍋にバターとサラダ油を熱して焼いていきます。火が入ったら完成。

この1行が難しいですよね。。

鍋の中を観察してみましょう!別で撮影しました。

バターが溶けていきます。
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泡がシュワシュワ。

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泡がムース状に。ここからこの泡が消え始めます。

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ちょっと泡が少なくなりましたね?ここが投入時。
バターの香りが一番良い時です。

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ここから泡が茶色く色付いてきます。そこを越えると焦げます。

魚の周りに大きな泡があって、その周りにはムース状の細かい泡があるこの状態がベスト。

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この状態をキープしながら焼いていきます。
どういう事かというとバターのいい香りを魚にまとわせながら焼いていくという事です。

焦げた瞬間ゲームオーバー。焦げくさい臭いがついてしまいます。

ムニエルとは素材の厚み半分が浸かるくらい多めの油脂(バター)で焼く調理法。油脂が多いということは効率良く加熱されるということですが、バターは非常に焦げやすいです。その火加減を感覚で調整していく。そこがムニエルの非常に難しい所。

時には火を弱めたり、火から外したり。その感覚で調理するというのが、初見100人に1人しかできないと大袈裟に言った意味です。

ちなみに煙が上がってきたらその時点でアウトです。もう焦げています。
焦げる手前でフライパンを火から外す。外した後も余熱で温度が上がっていきます。もう最高難易度の調理法と言っても過言ではありません。

そこを計算して加熱していく。それがムニエルという調理法。

ちなみにサラダ油を入れる訳はバターが焦げやすいから。サラダ油を入れると焦げにくくなります。

バターだけでも出来ますが、難易度は数段あがります。。


いい感じに焼けて来ました。
皮がぽこっと膨らんだらいい感じです。

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割と低温で焼いてきたので、この時点で8割は火が通っています。後の1割はひっくり返して30秒。
残りの1割は余熱で勝手に火が通るので、フライパンの中では9割火を通してください。しっとりしてて美味しいムニエルが出来ます。

最後まで油断しないで焼いていきましょう。。!
ひっくり返しても写真のようにムース状の泡が残っているのが理想。



完成です。ソースはヴァンブランソース。

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ヴァンブランソースの作り方はこちら。
cassettechef.hatenadiary.jp



ムニエルが上手に出来たら、魚の火通しは完璧でしょう。それだけ難しい調理法なんです。

でも上手く作れた時。もう最高です。

僕も初めてこのムニエルを食べたとき衝撃を受けました。僕の一番好きな料理かも知れません。



是非作ってみて下さいね!







最後まで見て頂き有難うございます!

答えられる範囲で僕で良かったら料理の質問等も答えて行きたいと思っておりますので。。

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では!